目標設定と現状分析
たった2か月でベスト更新をして頂きました海平様。しかしもともと海平様がRICOS西北スタジオに初めてご来店された際は、平均スコアが100を切れないこと、ベストスコアも90台からなかなか更新ができないというお悩みをお持ちでした。ヒアリングの結果ベスト更新には以下の3つの要素を向上させる必要がある現状がわかってきました。
海平様の課題点
- アプローチが苦手、少し怖さがある
- パターがショートして距離感が合わない
- ドライバーで低い左ひっかけの球がでる
このような課題が明確になったところで、ひとつひとつ本質的な原因をレッスンのお時間で分析させて頂きました。
アプローチ苦手は ”周辺視野” を使え!!
海平様にまず取り組んでいただいたのが周辺視野という目の使い方でした。もちろんアプローチについての基本的な技術は一緒に見直させて頂いたのですが、アプローチの怖さがでている方で多いのが目線の使い方が”中心視野”になってしまっているパターンが非常に多いです。中心視野というのは何かを一点で見つめている状態のこと。その逆が今回重要になってくる”周辺視野”という目の使い方になります。これも野球や卓球など目で追っていたらとても間に合わないスポーツでよく使われている手法で、簡単にお伝えすると目の端でボール以外のものを見ながらアプローチするという目の使い方です。ゴルフも反射のスポーツですので、反射で動くための準備が目線の使い方になってきます。

ポイントは顔も目の向きもいつも通りボール側を向いている状態の中で、目の左端でボールの左側を見ながらアプローチをするという方法です。15yぐらいであれば落としたい場所を周辺視野でとらえることができると下投げと同じ感覚でアプロ―チをすることができ精度が格段に上がっていきます。海平様にも実践していただき、今ではアプロ―チの結果も寄せワンの数が増え、今では寄せるのが楽しいというお言葉まで頂きました。
パターがショートしてしまう時はトップスピンをかける
海平様の次のお悩みがパターのショートでした。つまりカップまで届かずに止まってしまうことが多いということです。海平様の場合はショートと共に傾向としてカップの右に外すことが多かったという事実も浮き彫りになってきました。そこでまずは球を捕まえる練習を一緒に取り組んで頂きました。パターでの球の回転はとても重要で上手になってくるとフック回転やスライス回転をかけることでよりタッチが合いやすくなったり、カップインの確立をあげることができるようになります。

練習方法としてはパターは卓球のように少しアッパーでとらえ、ドライブ回転をかけるように打つことで球が捕まり、右にいくことやショートすることが少なくなります。海平様はパターでも周辺視野を使って頂き、またグリップの握り方も変えることで球の捕まりを良くし、ねらっていけるパッティングを確立していただきました。
ドライバーで低い左ひっかけの球がでる
海平様に限らずですが、どの方もスイングの中で長所と短所のどちらも兼ね備えていて、
短所の改善が優先なのか、長所を伸ばしていくのか、その方の目標や練習回数、運動能力によってその方その方で調整をさせて頂いております。海平様の場合スイング長所と短所は次のような項目となっていました
海平様のスイング長所
- 軸の回転が初動からフィニッシュまでスムーズ
- クラブを寝かす動きがあり、入射角がシャロ―側
- グリップの関係で少し手首も使うがリリースできている
海平様のスイング短所
- グリップのストロング度合いが強く、フェースがシャット側
- テークバックの前半部分でお腹側の動きが少なく後半の腕の運動量増に作用
- テークバックの後半でも腕の運動量が多く、切り返しのスティープに作用
海平様の場合、グリップが少し横から握るストロング要素が大きく、テークバックでフェースが被ってあがるシャット側の動きが強い状態でした。ただグリップというのはその方の感覚をもいじる行為になるのでよっぽどのことがない限りはあまり変えたりはしないです。海平様の場合は少し被り目グリップをされていましたが、それ以上にテークバックの始動の部分で胸郭周りの動きが少ないために同調のズレからミスが起こっていた要素が強い状態でした。海平様とは同調のドリルを行って頂き、腕の運動量と胸郭の運動量のバランス向上をして頂きました。
遂にベスト更新!!
海平様は多い時で月に2.3回ラウンドに行かれるペースで、ラウンド前にはコースモードで最終確認をしてコースに臨んで頂きました。コースマネジメントもシミュレーションで体験して頂き、今の状況とミスが出た時の対処、どのように修正するかを見直し手頂きました。コースではアプローチが冴えわたり、パターも要所要所でカップインしてくれたとのお言葉を頂きました。
ポイント
- アプローチは周辺視野で目の端で落とし場所をとらえる
- パターは回転をコントロールするのが肝 ショートの場合はトップスピン
- グリップとテークバック始動の関係性を見直し、同調能力の向上
お客様の骨格や思考、スイングの癖に応じて様々カリキュラムを組ませて頂いております。是非、生涯スポーツとしてゴルフを楽しみたい、周りのご友人よりスコアを良くしたいけどどうしたらいいかわからないという方は無料動画レッスンもご用意しておりますので、こちらからご参考にして頂けたらと思います。
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まとめ
海平様のベストスコア更新のカギは長所を活かしつつ、短所の部分をいかに簡単に解決するかを重視し、課題設定し、ドリルを行って頂きました。
- アプローチの目線の使い方
- パターにおけるボールの回転にこだわる
- ドライバーの始動での同調を意識する
という3つのキーポイントになります。週1回、ないし2週間に1回のペースの場合はご自宅で少し課題の部分のトレーニングをご提案させて頂くなど目標達成のために全力でサポートさせて頂きます。是非一度体験レッスンや見学にご来店ください!
明日のゴルフにわくわくを!


